家づくりの豆知識

家づくりナビゲーション Vol.1 ~新築時工程「基礎のコンクリート打設」~

基礎工事で配筋工程(鉄筋を組む作業)が終わると、いよいよコンクリートを流し込む作業になりますが、これを打設と言います。コンクリートを流し込んだ後にやり直しはできないので、一発勝負の重要な工程になります。
網の目のように組まれた鉄筋の間にも、しっかりコンクリートが入るように、バイブレーターなどを使ってコンクリートを振動させながら流していきます。この作業を締め固めといい、十分に行わないとジャンカ(豆板または、隙間)という現象が基礎表面にできることになります。そうした現象がおきないように、しっかりとした施工が求められます。コンクリート打設後は、一定期間養生し、確実に強度が出るようにします。
養生期間は、日中の気温によって決まっており、通常のコンクリートであれば、
気温15℃以上なら5日間、気温10℃以上なら7日間、気温5℃以上で9日間が必要です。
また、基礎型枠を外すのは、これより前でも大丈夫で、
気温15℃以上なら3日間、気温10℃以上なら5日間、気温5℃以上で8日間です。

建築現場によっては、比較的短期間で型枠を外しているケースも見られますので、養生期間を、気にかけることも必要です。基礎工事は、文字通り家の「基礎」です。多くの基礎工事は、外部の基礎業者に依頼するのが一般的ですが、藤川工務店では、基礎工事技術班を自社にもっており、基礎工事は、自社施工です。家づくりの基礎工事を、藤川工務店では、自社でしっかり施工しています。

不動産営業本部
長田郁彦

N様邸基礎配筋

N様邸基礎立ち上がりシート養生

N様邸基礎工事完了

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