最近、リフォームなどでお客様のお宅を調査にお伺いする機会が増えていて、老朽化や劣化を確認してその対策を提案させていただいています。
いろんなお家を観る中で一番困るのは雨漏りです。
その土地に最初に建てた建物は、雨漏り対策が出来た建物で切妻、入母屋、寄棟といった雨の多い土佐の気候風土に対応した雨漏りしない屋根形状だったと思います。
その後、家族構成の変化などで増築がなされていることが多く、そこで問題が発生します。
無理むっちゃくな接続部分の屋根形状です。
その時の経済事情が要因なのか、施工した人の考え方か、危険な屋根形状が見受けられます。
「屋根は単純が一番」「増築しても谷は作らない」をモットーに、雨漏りの無い、永く住み続けていける建物を造っていきたいと思います。
※ A棟とB棟をつなぐ増築の着色部分(水色)が危険個所