よく仕事で空き家の現調に行くことがありますが、ほとんどの家は空き家になって数年、数十年経っている物件です。
床のヘタミ、シロアリ被害、酷いのは床が抜け落ち地盤面が見えているものと、直ぐに住めない建物もあります。
某局のテレビでやっている、田舎の一軒家をめぐる番組を好きで見るのですが、空き家であっても遠くから通ってきて家を管理されている人がいて「綺麗に管理されているなあ」と感心いたします。
しかし自分が行く空き家では、前段で述べたようなものが多くて、いろいろ事情はあってこの状態なのはわかりますが、早めの決断で譲渡や売却をされていたらこうはならなかったのではと思うことが多々あります。
外目には綺麗な外観でも、中身が腐食したり、シロアリ被害を受けているものもあります。
家は人が住んで、家の中の空気を動かし、風を通して、細かな異変に気付き維持管理を通じて受け継いでほしいです。
案外、今は田舎暮らしを希望する人も多くなってきていると感じますので、早めの決断で家が再生されていくことを願っています。
設計課 川井