施工事例

昔ながらの雰囲気を残しながら、快適に過ごせる家

K様邸

> お客様とのきっかけとご要望

___始まりは2023年10月、兵庫県伊丹市にお住まいの女性から、大豊町大滝の山中にご両親のご実家があり、現場を見てほしいとお電話とお手紙をいただきました。ご実家である大きな母屋は昭和22年建築で、その東隣に新たに増築された居宅(昭和58年築)があり、ともに築年数も経っており、古い母屋を残すか、増築部分を残すか、或いは、すべてを解体し新築にするか、また、遠くに住んでおり、手がかからない管理にしたいとのご相談でした。 

 翌月、K様とご長男様に現地でお会いしました。老朽化したご実家は、大がかりな手直しが必要な箇所もありましたが、建築当時の立派な柱・梁も丈夫であり、書院造りの真壁和室も雰囲気があり、当時のものを十分に活かすことができる建物であったので、私たちからは、増築部分を解体し、母屋に風が通るようにして、古民家を活かした母屋のリノベーションをご提案させていただきました。リノベーション後には、母屋から遠くに見渡すことができる梶ケ森の山々の自然の景色を堪能しながら、時に往時に思いを馳せ、K様ご家族様が快適に過ごす空間になると考えました。年明けから設計が入り、間取り、水回り、仕様、外構などの打合せを重ね、2024年9月に完成し、無事、K様へお引渡しさせていただきました。 

> 担当者から一言

___初回の顔合わせからお引渡しまでの間、K様には数回大豊町までお越しいただきましたが、打合せの基本は、TV会議システムを活用し進めていきました。図面・仕様確認は、伊丹市と当社会議室をネットで繋ぎ、現場確認には、伊丹市と大豊町のご実家をネットで繋いで行いました。SNSの時代です。建築打合せには、現場確認が必要な箇所も多いのですが、IT技術の進歩普及により、場所や時間の拘束から解放される時代になっています。近い将来、建築設計をAIロボットが担う時代が来るかもしれません。しかし、人が快適だと感じる理想の空間を創造するには、専門分野の知見に加えて、現場経験と実績が不可欠であると考えます。

 また、本物件は、補助金申請にも対応させていただきました。今年度のリフォーム工事については「住宅省エネ2025キャンペーン」・「先進的窓リノベ事業」他、4つの補助事業への適応申請となっています。本文をお読みになった方の中で、お住まいに関するお困りのごとがございましたら、ぜひ藤川工務店までお気軽にお問い合わせください。


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