
オープンキッチン
誰もが料理する時代。キッチン空間は、家の中心として、マイホームの顔であり、キッチン商品は常に主役の位置にあります。或る調査によれば、マイホーム購入希望者の90%以上の方がオープンキッチンを希望され、実に、70%以上の方がオープンキッチンを採用されます。主流はオープンキッチンです。従来、D(ダイニング)とK(キッチン)がつながった間取りは、今では、LD(リビングダイニング)の延長として、家族みんなで家事をシェアーする空間となっています。それ故に、キッチン空間は、インテリア性が重視される空間です。
主婦/主夫の悩みは、いつの時代も汚れと傷。汚れ・手垢が目立たない、傷がつきにくい点が関心事で、それらの解決策として、セラミックトップという最新商品も出ています。キッチン選びでは、ワークトップを何にするかにより、ステンレス派、人工大理石派、セラミック派などに分かれます。皆さんなら、どちらがお好みですか?
また、ステンレス派には、ワークトップバリエーションとして、鏡面仕上げ/ヘアーライン/バイブレーション/エンボスなどの選択肢があります。
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ステンレスワークトップバリエーション(クリナップカタログより抜粋)
また、キッチンのトップ色にこだわる方も多く、過去、ヨーロッパブランドにこだわるお客様のお手伝いも数多くさせていただきましたが、キッチンメーカーの選択だけでなく、蛇口水栓選び・食洗器選びも、楽しみの一つです。
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GROHEグローエ(左) HANSGROHEハンスグローエ(中)KOHLERコーラー(右)
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海外の蛇口水栓

海外の食洗器

Mieleミーレ(左)BOSCHボッシュ(右)

キッチンのサイズ・高さ
メーカー選びが決まったら、次は、使い勝手を考えて、キッチンのサイズ・高さ、キッチン通路幅、キッチン収納の選択へと移行します。メーカー調査によれば、キッチン幅が315cmを超えると横移動が多くなり大変、315㎝が過不足なく丁度良い幅のようで、幅255cmでは、やや作業スペースが不足するので、使いやすいキッチン本体の横幅は255cm~315cmが目安と言われています。キッチンの高さについては、皆様もよく知っているように、(身長÷2)+5㎝の高さで設定するのがよいとされています。誰もがキッチンに立つ時代、家族全員の身長が同じということはないので、キッチンを使う方の身長にあわせて、キッチンの高さが自動で調整される新商品が発売されても不思議ではありません。
キッチン通路幅のついては、75cmだと、収納を引き出したときに窮屈さ・使いづらさを感じるようで、Ⅰ人で使うなら80cm~90cmが最適。100cm超えの通路幅は、一歩踏み出す移動が必要となると心得ておきましょう。2人ですれ違うことが多い場合や、大きな収納家具を置く場合なら、通路幅は、100cm~110cmが丁度良いです。

LIXIL「らくぱっと収納」
キッチン収納については、収納の使い勝手を考えて、収納全てが見渡せる「らくぱっと収納」という商品もでています。日々進化を続けるキッチン、お施主様が楽しまれるキッチン選びは、われわれ工務店営業にとっても、その楽しさが伝わる楽しい時間です。キッチンショールームに行くと、各キッチンメーカーそれぞれにこだわりがあり、メーカーの個性を発見できます。新築・リフォーム・リノベーションの有無にかかわらず、皆さんもキッチンショールームに足を運んで見てください。
藤川工務店
不動産営業本部
長田 郁彦
一級施工管理技士、宅地建物取引士